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カーディガンズ「SUPER EXTRA GRAVTI」

ロック的なサウンドで新たなステージへ突き進む

北欧ポップの雄カーディガンズの最新作



 1995 年、ポップでお洒落で、アメリカともイギリスとも違う独特のカラーを持った音楽バンドとして、日本でもカーディガンズの人気が爆発した。「カーニヴァル」の ヒットを飛ばし、アルバム「LIFE」も全世界で150万枚のヒットを記録。それがいつしか、日本ではプロデューサーのトーレ・ヨハンソン× カーディガンズ=北欧ポップスという図式がなんとなく出来上がっていた。また、そうしたキッチュな音に憧れて、日本のミュージシャンがこぞってトーレ・ヨ ハンソン詣でをする現象も起きた。
 ところが、当のカーディガンズは、1998年に4thアルバム「Gran Tourism」発表以降、バンドの解散の危機を迎え、一時は活動を休止。ようやく2003年に活動再開を果たし、リリースしたアルバムが「LONG GONE BEFORE DAYLIGHT」だ。このアルバムから、バンドのソングライターであるピーター・スヴェンソンがプロデュースも担当。トーレ・ヨハンソンが離れた時点 で、カーディガンズとしての方向性を明確にしつつあった。かつてのポップさは影を潜め、エモーショナルな感情をクールに表現するロック・サウンドへと変 貌。
 そして、最新作「SUPER EXTRA GRAVITY」においても、そのスタンスはまったく変わらない。ところどころにプロデューサーとして戻ってきたトーレ・ヨハンソンの音作りが見え隠れす るものの、アルバム全体を通してバンドとしてのスケール感が格段にアップしている。エッジの効いたギターリフで始まる#2の「Godspell」や、シン グルカット「ワインは美味しく、あなたは優しく」など、ニーナのシニカルな歌詞と相まって、今のカーディガンズの持つ力強さがはっきりと出ている。
  そういえば、日本で大ヒットしたセカンドアルバム「ライフ」のジャケットも、そして今作の「SUPER EXTRA GRAVITY」も、ヴォーカルのニーナが横たわるピン写真が使われている。しかし、そこに写っているニーナは、表情も髪の色も服装もまったく違ってい る。今作では、「LIFE」を楽しんでいた時代から成長し、音楽と真摯に向き合う「SUPER EXTRA GRAVITY」なカーディガンズの今を聴くことができる。

カーディガンズ
「SUPER EXTRA GRAVITY」2,548
発売:ユニバーサル インターナショナル
http://www.universal-music.co.jp/u-pop/artist/cardigans/index.html
www.cardigans.com


  

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