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きょうこ先生

第21回: バレンタインデー悲喜こもごも

執筆者: きょうこ先生 場所: 東京
掲載日: 2006-02-14

女性が男性に愛を告白する日とされているバレンタインデー。私にとってバレンタインデーは、プライベートはさておき(?)会社での状況を見る限り 「お中元・お歳暮のようなものね」という感覚です。私も一度、全女性社員が全男性社員に「義理チョコ」を配るしきたりのある会社に勤めましたが、団体から 団体へのプレゼントにたいした気持ちが込められているはずもなく、「これは義理チョコを通り越して義務チョコだよなぁ」なんて気分になったものです。

こんな風に、オフィスでのバレンタインデーはすっかり「お仕事の一環」になっている会社もありますが、一方で海外のオフィスではどのようなバレンタ インデー行事が行われているのでしょうか。「女性から男性へ」という方式が海外で当てはまらないことはよく知られていますが、実際のところどうなのか、私 が見たアメリカ・カリフォルニア州E社での例をお話ししましょう。

E社のバレンタインデーは、わかりやすく言うと「私はこんなに夫に愛されているのよ!」ということを自慢する日でした。E社は女性の多い会社で、特 に私のいた部署などは9割が女性。彼女たちのバレンタインデー前の話題は、「私の夫は今年何をくれるのかしら。そういえば去年のPさんのダンナさまはすご かったね」といった具合でした。

実は、E社の女性社員のダンナさまたちは毎年、バレンタインのプレゼントを会社に直送していたのです。フランクなE社では、2月14日になると「R さん、玄関まで来てください。ダンナ様からお届けものです」「Tさん、玄関まで来てください。花束が届いています」といった社内放送が朝から何度も流れま した。その社内放送が流れると、プレゼントをもらった本人だけでなく、社員がたくさん玄関に集まり、「ステキね〜」「スゴイね〜」と盛り上がっていたもの です。

もちろん、ダンナさまのいる人が全員会社でプレゼントを受け取っていたわけではないし、これがE社の女性社員のダンナさまに限ったことなのか、アメ リカ全体でこうした風習があるのかはわかりません。でも、やはり「女性から男性」という日本での風習は当てはまらず、アメリカでは「家族や恋人などの親し い人に対して、愛や感謝の気持ちを伝える日なのね」と理解しました。

ちなみに、私がE社で見たダンナさまからのプレゼントで一番印象に残ったのは、やはり「去年すごかったPさん」でした。直径1メートルくらいはありそうな大きなハート型の箱に、セクシー下着がどっさり並んでいましたから。いやはや、マイッタ。

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