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第7回 : Japanese firms in carbon reduction rush
今回のキー表現 greenhouse gas
Japanese firms in carbon reduction rush
By Hisane MasakiTOKYO - Japanese businesses are on an investment spree of greenhouse-gas reduction projects abroad, especially in Asia, as the nation is in hot water over its target for slashing emissions of such gases under the Kyoto Protocol on global warming.
(Asia Times Feb.16, 2006)
*引用文は原文と一部異なることもあります
- firm 企業、会社
- carbon 炭素
- reduction 削減
- rush ラッシュ、殺到
- business 会社
- investment spree 豪勢な投資、積極的投資、投資フィーバー
(注)spreeは「浮かれ騒ぎ」の意味でspending spree とすると「やみくもにものを買いまくること」 - greenhouse gas 温室効果ガス
- project プロジェクト、事業
- abroad 海外で
- especially とくに、とりわけ
- in hot water 苦境にある、困っている
- target ターゲット、目標
- slash 大幅に削減する
- emission 排出
- Kyoto Protocol 京都議定書
- global warming 地球温暖化
和訳
地球温暖化防止のための京都議定書で定められた温室効果ガス削減目標達成が苦しい状況にある日本だが、そうしたなか、日本企業の間で、アジアを中心とする海外での温室効果ガス削減事業への投資ブームが起きている。覚えておきたい関連・応用表現
- Framework Convention on Climate Change 気候変動枠組み条約
- COP3 (= Third Conference of Parties to the U.N. Framework Convention on Climate Change
気候変動枠組み条約第3回締結国会 - MOP1(= First Meeting of Parties to the Kyoto Protocol) 京都議定書第1回締結国会合
- environment tax (= environmental tax) 環境税
- carbon tax 炭素税
- fossil fuel 化石燃料
- carbon dioxide (CO2) 二酸化炭素
- auto exhaust (=exhaust; auto emission) 排気ガス
- zero emission vehicle 排気ガスの出ない車
- greenhouse effect 温室効果
- emissions trading market 排出権取引市場
- CFC (=chlorofluorocarbon) フロン、フロンガス
- CFC substitute (= alternative CFC) 代替フロン
- methane メタン
- ozone layer オゾン層
- depletion of ozone layer オゾン層の破壊
- ozone hole オゾンホール
解説

京都議定書は1997年末、京都で開催された気候変動枠組み条約第3回締結国会合(通称COP3)で採択された。先進国全体で2008−2012 の期間 (第1約束期間)中の温室効果ガス排出量を、1990年比平均5.2%削減することを義務付けている。国別では、日本は6%、米国(議定書離脱中)は 7%、欧州連合(EU)は8%の削減が義務付けられている。世界最大の排出国である米国は、ブッシュ政権が発足後間もない2001年春に議定書離脱を表\ nn明、その後、豪州も追随したことで発行が危ぶまれたが、世界第3位の排出国であるロシアが批准したことで昨年2月にようやく発効した。 中 国、 イ ン ド は、 そ れぞれ世界第2位、第5位の排出国だが、途上国ということで削減義務がない。ちなみに、日本は世界第4位の排出国だ。 昨年12月にカナダのモントリオー ルで開催された気候変動枠組み条約第11回締結国会合(COP11)・京都議定書締結国第1回会合(MOP1)では、2012年以降の「ポスト京都議定 書」の扱いが最大の焦点となった。議定書参加国は、地球温暖化防止のため2012年以降の削減目標を検討することで合意した。また、温室効果ガス削減目標 の義務付けに反対する米国や中国などの途上国も、拘束力のある義務付けにつながるものではないとの条件で、「ポスト京都議定書」を視野に「対話」をしてい くことで合意した。
日本の削減目標達成はかなり難しい状況だ。2008年―2012年の「第1約束期間」に1990年比で平均6%削減することが義務付けられているが、すで に日本の排出量は逆に1990年比で7%以上増えており、合計で13%以上削減しなければならない。省エネ努力や「シンク」と呼ばれる植林によるCO2吸 収努力などの国内対策だけでは目標達成は不可能だ。そうした中、日本企業の間で、将来のリスクに対する備えとして、そして新たなビジネスチャンスとして、 安価なコストで排出権を取得でき、かつ余剰分を排出取引市場で売ることができるCDMプロジェクトへの関心が高まっている。 モントリオールで開催された COP11・MOP1において、京都メカニズムなどの議定書運用規則が最終的に決まったことで、今後ますます日本企業のCDMプロジェクトが増えるものと 見られる。
英文を書く際、単なる翻訳なら、正確でありさえすれば十分であろう。だが、欧米の一流紙に掲載される原稿は、単なる「英語屋さん」ではとても書けないし、 書いても掲載されることはありえない。自らの研究・調査、分析を踏まえた内容的に高いレベルのものでなければならない。また、言葉の次元でも、単語ひとつ ひとつにも気を使い、工夫を凝らす必要がある。そうでないととても通用しない。今回のテキストの英文でも、「地球温暖化」がテーマであることから global warming という言葉にひっかけて、 face difficulties ;be in trouble などとしてもよいところを、わざわざ be in hot water という表現を用いている。もちろん、warming; greenhouse という単語があるので hotという単語が生きてくるのであり、なおかつ、環境問題を扱っており、文中にもgas という単語が出てくるので hot water のwaterも生かされている。
