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ケンゾー&ヒロコ

Vol.1 リングの外で待っていた英語との戦い


この日もインタビューに参加した健想選手。本場アメリカのエンターテインメントを 経験した数少ない選手として、いまや日本のプロレスに欠かせない存在となってい る。

鈴木浩子(すずきひろこ)
明治大学在学中にラクビーワールド記者を経験。夫の鈴木健想氏は元明治ラガーマンにしてプロレス ラーだ。大学卒業後、地方局のアナウンサーに。その後04年にアメリカに渡り、夫婦で活躍した。現在は活動の拠点を日本に移し、国内のハッスルをはじめ、 世界中のリングに上がっている。2月に「ゲイシャ・ガール、リングに上がる」(集英社インターナショナル)を出版。夫婦2人のこれまでの軌跡を知ることが できる。

ヒロコこと鈴木浩子さんは、地方局で活躍する元アナウンサー。そしてケンゾーこと鈴木健想さんは明治大の元ラガーマンにして日本のメジャー団体に所属していたプロレスラー。
浩 子さんは、小さい頃から英語を習っていたため英会話はできたものの、海外生活の経験はまったくなかった。一方の健想選手はまったくしゃべれない。そんな2 人がいきなりWWEへのトライアウトに挑戦。そして、リングの外では、働くための英語、アメリカとの戦いが待っていた。


浩子「私 たちの場合、日本企業の外国支社に入ったのではなく、現地の会社に何も知らない日本人が入ってしまった状態でした。ですから、相手も日本人だということを まったく考慮してくれません。家を決めるのも銀行口座を開くのも何もかも自分たちでする必要がありました。日本では当たり前のようにやっていた感覚で何も かもやっていたのですが、普通だったら必要ないお金がずいぶんかかってしまい、生活を整えるまでが相当大変でした。ただ、最初にいろいろな事を経験したこ とで、アメリカ人の物事に対する感覚を理解できるようになりました。例えば、「緊張していますか?」と聞かれた時、「余裕です」と言ったら、日本人だとす ごく図々しい感じがしますよね。そこに謙遜の文化があるわけで、「ちょっと緊張しています」ということを英語で言ってしまうと「I'm  nervous」と訳してしまう。そうすると、「それなら止めましょう」となってしまうのです。そういう勘違いが仕事を始める前にたくさんあったんです。 だから、仕事がスタートした時点で、アメリカ人の感覚に合わせるために、常に明るく、前向きに、「大丈夫です!」 そういう英語の使い方をするようになり ました。物事ははっきり言わなければいけないし、言う方がうまくいくんです」


鈴木健想&浩子が活躍するハッスル 今後の日程

  • ハッスル16 2006年4月20日(木)  大阪府立体育館
  • ハッスルハウス 2006年4月22日(土)、23日(日)  後楽園ホール

次回は「Noと言う日本人から生まれたゲイシャガール」です。



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