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Vol.3 スポーツ・エンターテイメントの最高峰で学ぶ英語

ビンス・マクマフォンJr.は、スポーツ・エンターテイメントという新しい分野を開拓し、団体をNY取引市場に上場させた人物。プロレス業界をすべて牛耳る存在としても有名だ。選手のキャラクター作りからストーリーラインのみならず、自らも家族とともにレスラーとしてリングに上がることもある。プロレスファンならもちろん、ビジネスでも注目を浴びている伝説的な存在だった。
「私たちは社長を“ビンス”と呼ばなければいけないんです。社長をファーストネームで呼ぶなんて、私たちにはすごい抵抗がありました。ましてやリングという現場での言葉ですから。他の方もスラングや業界用語など、クセのある英語が流れるように出てくるんです。それを理解しなければ“仕事はできないね”ということになるので、最初はノートを持ち歩いて、わからない単語は書いてもらうような状態でした。技の名前も違えば、プロレスの用語自体もまったく違うんです。細かい技の名前は一回覚えてしまえば、ああそういう事なんだとわかるわけです。ただ、会社の上司に対して、社長とか部長という呼び方がないんですね。他にも先輩という言葉がない。だから本当に大先輩たちにもマイクとかジョンとかで呼びかける。単語の違いより、その方に違和感がありましたね。」
「ただ私たちがラッキーだったのは、アメリカでありながら、選手はメキシカンもヨーロピアンもいたので、色んな国の感覚がわかるようになりました。アメリカがグローバル・スタンダードではないことも改めて会社の中で感じることができました。会社は、演出はとにかく斬新に新しく進んでいくのですが、よーく見てみると、リングの上でやっているプロレスはすごいクラシック。本当にアントニオ猪木さんの黄金時代と変わらないようなスタイルのプロレスをやっています。ビンスは、プロレスに対するリスペクトがあるのでそこだけは絶対に変えない。私たちが感激したのはそこで、レスラーがあってのプロレスというスタンスです。そういう中で、私たちはリック・フレアーの話を聞いたり、往年のレスラーの話を聞いたりすることで勉強になったし、もちろん英語の勉強にもなりました。」
次回は「ポジティブに、タフに、しゃべる言葉でハートがつながる」です
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