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レッドホットチリペッパーズ
執筆者: 福田謙一
掲載日: 2006-05-12
宇宙からのエナジーをつめたギフト
ロックの歴史において、ファンクを取り入れたサウンドは常に革命的なバンドを生んでいる。その中でも、ハードロックとファンクの融合を目指したレッドホットチリペッパーズは、そのジャンルを確立したバンドといっていいだろう。今年10周年を迎えるFUJI ROCK FES.のヘッドライナーに出演するレッチリは、『バイ・ザ・ウェイ』の発売から約4年ぶりとなる『STADIUM ARCADIUM』をリリースした。2枚組全28曲で2枚組みとファンにはたまらないレッチリからのギ フトだ。2枚組みとなったのは、今作のために38曲もレコーディングし、どれもアンソニー(Vo.)のお気に入りだったからという。本人は「みんなで集 まって、難儀な民主主義的方法で選曲したんだ。」と語った。曲順も2枚で一つの流れということを意識し、一つひとつの曲にレッチリ特有のファンク・ロック でありながら更に進化したスピリッチュアルを活かし全体に繋げた。今までのアンソニー自身が今作で最高のレコードが完成した、と豪語する。今後もっといい レコードを作るだろうという確信もあると付け加えて。
そこまでアンソニーが豪語する理由は一体何なのだろうか?今作のタイトル『スタジアム・アーケーディアム』でレッチリが掴んだものがあるとい う。「クリエイティヴィティの一番の源は、神にあるんだ。この莫大な空間を創造した人類の力を超越するパワーをどう形容するかは人それぞれだけど、俺達が いるこの宇宙にはものすごく沢山のエナジーが存在する。現時点の俺達はすごくオープンに耳を傾けることができているんだ。だからクリエイティヴィティが耐 えることなく入って来るんだ。」とのこと。先行発売されたシングル「ダニー・カリフォルニア」は、「カリフォルニケイション」と「バイ・ザ・ウェイ」との 3部作の完結編となっている。この曲を筆頭に、デビュー当時にあった何でもありのごった煮的サウンドの心意気を保ちつつも、ここ数年魅せる魂を揺さぶられ るサウンドへと昇華させている。このアルバムは、正に2000年代におけるレッチリの完成型といっていいだろう。
今回のジャケット写真は、宇宙がモチーフになっている。スピリチュアルで、美しいメロディそして、エモーショナルなサウンドを宇 宙の絵で示した。
「俺たちはこの世にギフトを持って生まれてくる。神からの贈り物をね。」と熱く語るアンソニー。
レッチリの奏でるギフトを旅行してみては!?
RED HOT CHILI PEPPERS
『STADIUM ARCADIUM』(ワーナーミュージック) より発売中
http://wmg.jp/rhcp/(リンク先)
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