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ロストプロフェッツ
執筆者: 福田謙一
掲載日: 2006-06-14
ストリート育ちが世界に贈るロストプロフェッツメッセージ
デビューアルバム『the fake sound progress』で一気にUKロックの代表となったロストプロフェッツ。そのメッセージ性はとても強く、ヘッドホンから直接メンバーが頭に入り込んで ジャックし、「さぁ何でもいい、とにかく始めろ!」と、リスナーに訴えかけているようだった。そんなバンドの姿勢を明確に表した2作目『START SOMETHING』では、日本を含めた世界中でブレイク。もはやシーンの先頭を突っ走るバンドへ成長した。
そして、2年半ぶりに、3枚目のオリジナル・アルバム『Liberation Transmission』がリリースされる。このアルバムは、以前までとは、どこかイメージが違う。あまり“へヴィ”なギターリフを生かしたサウンドが 見受けられないのだ。それは曲の作成方法が今までと違い、メロディ優先で構成したからだという。いかにもストリート育ちのニオイを感じさせたサウンドか ら、こうした音の変化は何だったのか?
ヴォーカルのイアン・ワトキンスは「ボクらは“ポスト・ハードコア・バンド”でも、“ニュー・メタル・バンド”でもナンでもない。誰かに認められたくてやっているわけでもない。ただ自分たちが好きな音楽をやっているだけだよ」と、少しも気負いはない。
カナダのヴァンクーバーでレコーディングされた本作は、何かから解放されたように、爽快なスピード感を持っている。ストリートのダークな部分から抜け出し、そのまま駆け抜けていくような疾走感があふれている。
「ヘヴィなだけの曲は退屈だから」。そう一言で片付けてしまうイアンの答えに、ロストプロフェッツのバンドのスタンスが表れている。
「Liberation Transmission」ロストプロフェッツ
(SONY MUSIC INTERNATIONAL) 2,730(税込)
http://www.sonymusic.co.jp/lostprophets/
