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キーワード:
イー・ミュージック

MUSE

執筆者: 福田謙一
掲載日: 2006-06-26

ネガティブからポジティブへの変遷
MUSE『ブラック・ホールズ・アンド・レヴァレイションズ』


フランツ・フェルディナンド、アークティック・モンキーズ、エル・プレジデンテらと並んで、現在のUKロックシーンを語る際に、MUSEは忘れてはならな い存在だ。今年のサマーソニック06に出演、このタイミングで4枚目の新作アルバム『ブラック・ホールズ・アンド・レヴァレイションズ』をリリース する。MUSEといえば、他のバンドとは一線を画す特異な音楽性を持つ。ヘヴィーなベースサウンドをいかしたエレクトロニックサウンドの中に、クラシック の格調の高さを合わせ持つ。そして、ヴォーカルを務めるマシュー・ベラミーは、フレディ・マーキュリウーを連想させる声と表現力を持っている。これは、両 親がミュージシャンだったというバックボーンを持っていることに起因しているのかもしれない。音の中に潜む多彩さは、この手のバンドでは抜きに出ているの かもしれない。それでいて、独特のネガティブな世界を作り上げている。

こうして音楽性は、世界的に高い評価を受け、前作『アブソルーション』は300万枚のセールスを記録し、アメリカではゴールドディスク賞を受賞した。さて、そんな前作をさらに超えられることができるのか?そういう意味で、今作はどういう仕上がりなのだろうか?

レコーディングは約一年前から開始し、テクノロジーだとか暮らしている社会の構造などから一旦離れ、南フランスの田舎街で作成したという。南仏のス ローに流れる時間、空気や雰囲気で曲作りした。そうしたメンタルの余裕から、今までとは異なりポジティブな指向がサウンドの中に読み取れる。プロデュー サーには前作同様フランツ・フェルディナンドやミューを手掛けた、リッチ・コスティを起用。曲ごとに違ったテクニックやアイデアを駆使。もともと多彩な音 楽性を持っているだけに、バンドとしての奥深さとスケール感が、ストレートに出た仕上がりとなっている。 


MUSE
『ブラック・ホールズ・アンド・レヴァレイションズ』
◆初回生産限定ヴァリュー・プライス 税込定価2,180
ワーナー・ミュージックより6月28日 日本先行発売
http://wmg.jp/artist/muse/WPCR000012306.html


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