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トム・ヨーク『THE ERASER』
世界が待っていたトム・ヨークのソロ。ついにリリース!
レディオヘッドのフロントマン、トム・ヨークが初のソロアルバム『ジ・イレイザー』をリリース。今秋発売予定されていた、レディオヘッドの新作アルバムをわざわざ来年までに繰り上げてのリリースには一体何が隠されているのだろうか。
レディオヘッドの音楽は、イギリスではやり始めたトリップ・ホップからの影響を受けている。その後プロデューサーとしてナイジェル・ゴドリッチが手がけたということもあり、エレクトロミュージックの傾向を強めた。新作が発売されたばかりのMUSEと音楽的なアプローチと絶望感を漂わせる点では似ているが、より感情を抑え、静かに歌うトムのヴォーカルは、世界的に高い評価を得た。
今回、トムがソロアルバムをリリースすることになったキッカケは一体なんだろうか?
レディオヘッドを「怪物」と表現するくらい、バンドの存在やファンからの期待が大きくなりすぎてしまい、彼が描く音楽—自己表現の場—がなくなってしまったのではないか? というパターンかと思いきや、しかし、それはどうやら僕らの老婆心が過ぎたのかもしれない。バンドに対する不満でもなければ、脱退でもない。彼がこれからバンドとして向かっていきたい方向への羅針盤だったのだ。これからのバンドのあり方、今まで培ってきた経験をトムなりの解釈で示し、レディオヘッドという「船」を安全に航海するために『ジ・イレイザー』は生まれてきたのかもしれない。
プロデューサーには、先述したナイジェル・ゴッドリッチ。今秋発売予定されていたバンドとしてのアルバム製作から外れてしまったが、なぜ今トムと改めて手を結んだのかは謎である。それに加え、イギリス最大のインディーズ、BeggarsグループがBeggars Japanをスタートさせ、その第一弾としてリリースされる。キアヌ・リーブス最新主演作「A Scanner Darkly」のエンディングテーマ「Black Swan」収録と話題性も大きい。
トム・ヨーク「THE ERASER」
¥2,580好評発売中 Beggars Japan
