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きょうこ先生

第27回: 「えいご漬け」で英語力アップ!?

執筆者: きょうこ先生 場所: 東京
掲載日: 2006-08-22

最近ニンテンドーDSのお勉強系ゲームソフト「えいご漬け」とやらが人気だそうですね。どんなのか気になってはいたんですが、私はゲームと縁がないので目にする機会もありませんでした。それが、知り合いが持っているというので試しに一度やらせてもらうことになりました。

ワンセットしかやっていないので完璧なレビューはできませんが、ちょっとやってみたその感想は・・・「つ、つまんない。。。そして、こりゃ役に立たないよ」でした。「つまんない」ってのは、私にとって簡単すぎるから仕方ないにしても(すいません、私ってば超カンジ悪いヤツですね)、これで「少しでも英語力があがるかな?」なんてことを考えている人がいるとすれば、「アマイ!」ってなもんです(そんなことゲームの持ち主には言えませんでしたが。。。)

「えいご漬け」は、基本的に英語のDictation(聞いて書き取る)能力を計るゲームでした。やり続けるとその人のレベルに合わせてゲームのレベルもあがるというので、もしかすると最終的にはすっごく難しい問題も出てくるのかもしれませんが、私はそれでも全問正解する自信がありました。だって、聞いた文章をそのまま書き取るだけですよ? しかも、聞き取れなかったら聞き直してもいいんですよ? よほど知らない単語が出てきて(それでも音からつづりはだいたい予想できますが)、複雑で長い文章が出てくるのなら完璧に書き取れないかもしれませんが、そういう文章だと日本語でも書き取れないはずなので、こういうテストの一番上のレベルがどんなものなのか、だいたい想像できちゃうんです。

私がやったテストは単語的にも構文的にも中学生レベルのものでした。もしこれが「聞き取りにくい、書き取れない」となってしまうのであれば、それは聞き取り能力より前に、このレベルの文章を英作文することにも苦労してしまうのではないでしょうか。逆に、「この程度の英文くらいちゃーんと書けるさ」って自信を持って言える人であれば、このテストはさほど難しくないはずです。つまり、これは英語力を向上させるゲームというよりは、自分の英語力がどのレベルなのかを計るためのものだと思うのです。もし上のレベルに行きたいのであれば、別の勉強(もしくはゲーム?)をするしかないというわけです。

普通にリスニング力をつけたいのであれば、もっとたくさんの英語を次から次へと聞く訓練をするアルクの「ヒアリングマラソン」や、以前から何度か紹介している英語のポッドキャストなんかを聞けばいいと思います。「えいご漬け」のように1日数本の英語の文章を聞いただけでリスニング力がアップするとは思えません(というより、文章を数本聞くだけじゃ全然英語に漬かってないですよね)。そして、文法力も含めた英語力をつけたいのであれば、一度書き取るだけじゃ意味がなくって、その文章をそのまま覚えてしまうくらいのことをするべきだと思います。文章を覚えてしまえば、構文の応用も利くし、次に似たような構文の文章を聞いた時はスムーズに耳に入ってくるはずですからね。

まぁ、ほとんどの人は「えいご漬け」を「単なるゲーム」として楽しんでいるのであって、英語力の向上までは望んでいないのかもしれません。でもせっかくお勉強系ゲームがブームになっているのですから、あとひとひねりして本当に少しでも英語力向上に結びつくようなゲームが生まれるといいのになぁ、と思わずにはいられなかったのです。

でもね、みなさん。語学の勉強ってホント、ゲームみたいなものなんですよ。「えいご漬け」で、もしそう気づいた人がいるのなら、それはひとつの収穫かもしれません。これからもゲーム感覚で英語の勉強を続けていってください。

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