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第2回 増田安吉子<国家認定ガイド>

第4話 増田安吉子<国家認定ガイド>マルタ島・スリーマ在住

執筆者: 今野憲雄
掲載日: 2006-08-24

人生のターニングポイントの扉は開ける時は、慎重かつ大胆に!


第4話 増田安吉子<国家認定ガイド>マルタ島・スリーマ在住
学生時代にスキー部で鍛えた体力と持ち前のガンバリ精神で、国、地域を問わず世界を飛び回り、冬のオフシーズンともなれば新人添乗員の教育も…。そんな疲れ知らずのスーパー添乗員として充実した日々を過ごしていた彼女だったが、いつの間にか蓄積された精神的疲れからなのか、一種のスランプ状態に陥ったという。

 「私が扱っているのは“旅”というある種の夢と思い出づくりを扱う典型的なサービス業です。ましてや添乗員というのは、高額な旅行代金を支払ってワクワク気分で参加したお客様と、何日か寝食を共にしながらお世話する仕事です。ですから少しでも気分良く旅行をして頂けたらと、あるいは心に残る旅を提供できたらと、つい頑張り過ぎてしまったんですね。いつの間にか好きだったはずの添乗の仕事が、一つも楽しいと感じなくなったんです。そんな時、仕事の関係で知り合った方の紹介で、カリブ海のSANDALSという5つ星ホテルでゲストサービス、コンシェルジュとして働くことになったんです。同じサービス業ですが、ちょっと環境を変えてみたかったんです。ここでは2年間働きました。その間、休みの日にはジャマイカ、バハマ、タークスアイランドなどのカリブの島々を旅行することも出来ました。それにこの2年で随分精神的に回復しました。そして“人生は楽しまねば”ということを学び、“島好きな自分”を改めて確認できたのです。」

2年間のカリブ滞在で心身ともに癒された彼女は、日本に帰国し再び添乗員に復帰した。そして間もない、2003年の9月に添乗でマルタを訪れる仕事に巡り合ったという。

第4話 増田安吉子<国家認定ガイド>マルタ島・スリーマ在住
「マルタ島に10日間添乗する仕事だったんです。初めてのマルタでした。島全体に中世の面影が色濃く残り、それでいて地中海ならではの独特の明るさが一遍で気に入ってしまいました。お客様を案内しながら私は何とかここに住めないものか、ここで仕事が出来ないものかと考えました。そんな時、どこからともなく“日本人ガイドが足りない”という噂が耳に入ってきたのです。さっそく私は現地の観光局に連絡を取って見たのです。そうしたら、何とガイドになるためのコースが2か月後から始まるということではありませんか!マルタでは、観光ガイドになるためには政府公認のライセンスを習得しなければなりません。もちろん私は添乗から帰ると、直にマルタに引き返し、思いを叶えるために猛烈に勉強しました。学生時代にも記憶がないほど勉強しました。お陰で何とか試験にパス。好きな土地で好きな仕事が出来る…今は本当に幸せを感じでいますね。日本の淡路島より更に一回り小さな島ですが、世界遺産にも登録され歴史と文化に包まれたこの地中海の小さな小さな島国を、是非一度は訪れて欲しいと願っています。」

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