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きょうこ先生

第28回: 健康診断で大騒ぎ

執筆者: きょうこ先生 場所: 東京
掲載日: 2006-10-03


今日は英語の話題というわけではないのですが、外国人の多い会社で起こったある出来事を思い出したのでその話をしたいと思います。

先日、会社の健康診断を受けてきました。身体測定や血液検査、尿検査、胸部X線、心電図などの基本的な検査です。その時、ふと以前勤めていた会社での健康診断のことを思い出しました。

みなさんも勤め人であれば毎年会社で健康診断を受けていることと思います。企業が従業員に健康診断を受けさせることは、労働安全衛生法で定められているからです。ただ、小規模の企業では健康診断が実施されていないことも。私が以前いた会社でもそうでした。

しかし、バブル期に上場を目指し始めたその会社、ある年から突然健康診断を始めたのです。私は「面倒だけど、強制されない限り健康診断なんて受けないだろうし、まいっか」と軽い気持ちでその通達を受け止めていたのですが、その会社でほぼ半数を占めていた外国人たちは黙っていませんでした。

「どうして自分の体のことなのに会社から強制されなくちゃいけないんだ」「会社でそんなパーソナルなことを調べていいのか」「自分のS**tを調べられるなんて信じられない!」(検査には検便検査もありました)など彼らの言い分はさまざまでしたが、会社中の外国人が騒ぎ出したのだから総務部は大わらわ。全社員に向けて、健康診断が法律で定められていることや、診断の結果と会社の業務は別であることなど、健康診断が必要な理由が書かれた長いメールが全社員に向けて送られました。

当日は、結局無理やり健康診断を受けさせられて1日中怒っていた人、うまく逃げ出して受けなかった人、朝ご飯は食べるなと言われていたのに「そんなの無理」と普通に食べてきた人など、いろいろでした。ホント、この会社の総務の人って大変だなぁと思ったものです。

各国での健康診断事情に詳しくはないのですが、私がアメリカで勤めていた会社では、健康診断のための補助金が定められていて、自分の好きな病院で自由に健康診断を受けてくださいということになっていました。なるほど、これなら自分の行きつけの医者に行ってもいいわけだし、その結果が会社に知らされることもなく、安心して検査を受けられますね。とはいえ、病院嫌いの私はアポを取ってまで病院に行くのがイヤで、せっかくの補助金の恩恵を受けないままだったのですが・・・。

その後、健康診断事件が起こった会社は再び規模が小さくなりました。今でもその会社で健康診断が行われているかどうかは不明ですが、文化が違うと健康診断に対する考え方も違ってくるものなんだなぁ、ということを教えてくれた事件でした。

今私が勤めている会社は、外資系企業ではあるのですが外国人がいないので、誰も会社で実施される健康診断に疑問を持つ人はいません。そして無事に健康診断は終わりました。ただ、私はコレステロール値が初めて正常値を超えてしまい、健康診断関連では例の事件に次いで大きなショックを受けたのでした。

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