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JETが放つ会心作「Shine On」
執筆者: 福田謙一
掲載日: 2006-10-04
音の中から見えてくるロック・ヒストリー
JETが放つ会心作「Shine On」
iPodの初期型モデルが発売された時、CMで流れていた曲を覚えているだろうか。タンバリンで刻むビートに、急き込むヴォーカルの声で始まるアノ名曲。CMソングに起用された「Are You Gonna Be My Girl」は、iPodのブランド価値を確立させたとともに、デビューしたばかりのJETの認知度を世界レベルに押し上げた。
「Are You Gonna Be My Girl」と、「Look What You Done」が大きなセールスを記録し、全米でプラチナ・デジタル・ディスクに。さらにファーストアルバム『Get Born』は世界中で350万枚のセールスを記録。オーストラリア出身のルーキーながら、いきなりメジャーリーグで三冠王に輝いたといったところか。さらなる期待を背負って発売されたのが、今作『Shine On』だ。
バンドの中心メンバーはニック(ギター&ヴォーカル)とクリス(ドラム&ヴォーカル)の兄弟である。2003年『Get Born』が大ヒットし、ノリに乗っていたのだがワールドツアーの最中に父親が亡くなり酒やドラッグに依存してしまったという、それでも自分たちには音楽しかないということに気がつき、改めて自分たちの目指す音楽を確認したと言う。
JETは、OZ出身ということもあるだろうが、ジャンルにこだわらない多彩な音楽性をもっており、1つ1つの曲から、ザ・バーズやキンクス、あるいはビーチボーイズ、サイケ、さらにはNYパンクだったりと、様々な音が見え隠れする。彼らのコンセプトはインスピレーションをそのまま音楽に変えること。それゆえ、音のイメージが大きく膨らんでいる。それを生かすべくソングライティングのセンスが抜群のいい。
プロデューサーは、オアシスやプライマルスクリームのアルバムも手がけ『Get Born』も担当したDave Sardyが、今作にもたずさわっている。オアシスがそうであったように、JETの持つ音の多彩さを殺すことなく、ストレートに心に響く会心作に仕上げた。
JET 「Shine On」
■初回生産限定ヴァリュー・プライス¥2,180(税込)
■ボーナス・トラック1曲収録
■初回生産分のみ封入特典有:ステッカー封入
詳しくは http://wmg.jp/jet/
