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ポリス インサイドアウト

執筆者: zai
掲載日: 2007-03-26

80年代最強のロックバンド“ポリス”の真実が今、開かされる。
「ポリス インサイドアウト」 限定2週間のみ公開!


ビートルズ以降、世界的な成功を収めたロックバンドといえば、ポリスしかいない。デビュー当初は、パンク~ニューウェーブの流れの中で、レゲエを取り入れたバンドという認識が強かった。とはいえ、スティングの魅惑的な声と強烈なベースライン、テクニカルで多彩な音色を持つアンディ・サマーズのギター、プリミティブなリズムをダイナミックに表現するスチュアート・コーポランドのドラム。どのサウンドも、他のバンドとはまったく異なる次元にあり、絶妙に絡み合っていた。正に、世界最強の音楽トリオだったことは間違いない。   

「ポリス インサイドアウト」は、ドラマーのスチュアート・コーポランド自らポリスの内側を追い続けたドキュメントフィルムだ。音楽物ドキュメントは数多く作られているが、ミュージシャン自身が撮影、監督した例は極めて珍しい。

ポリスの歴史を見る上で、初期の1、2枚目のアルバム、それ以降のアルバムというように分けられる。パンクの持つ、荒削りな音楽衝動をそのまま音にしたのが初期。これは時代に合わせて意図的に仕掛けたサウンド。時代の呪縛から抜け出し、本来、3人が目指すべき音がシンクロしていったのが、それ以降のアルバムと言えるかもしれない。しかし、ビートルズがやってきたことを、わずか5年間、たった5枚のアルバムで成し遂げてしまったことの歪みが、少しずつ漏れていき、取り返しの使い場所へと進んでいく。 ポリスの軌跡は、あまりにも急で、あまりにもでかく成りすぎた。ポリスがどう頂点に登り詰めていったか。そして活動停止に至るまで、バンドの成長の記録を描いているのだが、こういってしまうと、ザ・バンド解散までの軌跡をマーチン・スコセッシが撮ったラスト・ワルツを思い浮かべるかもしれない。しかし、この映画は、スコセッシのような完璧な絵作りをしているのではなく、8mmなどかなりラフな映像を交えながら、コーポランドらしいリズム感ある音と映像のつなぎ方で描かれている。そして、そのリズムとスピード感が、いかにポリスサウンドのキーだったか改めてわかる映画でもある。

くしくも今年、ポリスがグラミー賞で再結成され、これから全米のスタジアムクラスをツアーすることが決まっている。多くのファンは、ポリスが絶頂期であったにもかかわらず、活動停止に至ったのか? 未だに疑問を抱えている。ポリスの過去と未来を見る上で、「ポリス インサイドアウト」がその答えの一端を見せてくれる。


3月31日よりTOHOシネマズ六本木ヒルズ他 全国TOHO系にて2週間限定ロードショー (C)2006 Crotale Inc. 
「ポリス インサイドアウト」の詳しい情報はこちら http://thepolice.jp/indexp.html

◆ 2008年2月 ポリス来日予定 ◆

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