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100万ドルのホームランボール捕った!盗られた!訴えた!
執筆者: zai
掲載日: 2007-06-27
バリー・ボンズの打った新記録のホームランボールを巡る醜い争いをコミカルに描くドキュメント。
バリー・ボンズがMLB通算本塁打の新記録達成間近の今、ぴったりのタイミングで登場したのが、6月30日から公開される『100万ドルのホームランボール 捕った!盗られた!訴えた!』。
時は2001年。バリー・ボンズが73本の年間ホームラン新記録を達成しようとしていた。記念すべきボールを狙って、外野スタンドは毎試合大騒動が起こる。新記録のボールには、100万ドルの価値があるとされていたからだ。
そんな騒動を横目に、ボンズは、地元サンフランシスコでその一発を放つ。映画の始まりは、そこからだ。
100万ドルのホームランボールをキャッチしたのは、混乱からうまく抜けだしてボールを拾った日系人のパトリック・ハヤシ氏。一躍時の人となったハヤシ氏だが、本当は俺がとったはずだと名乗り出る男が登場。彼の名はアレックス・ポポフ氏。
確かにボールが飛び込んだライトスタンドのビデオの中に、ポポフ氏らしき人物がグラブを持ってボールをキャッチするような映像があったが……。そのビデオと、周囲にいた人々の証言を持って、ポポフ氏は、自らの所有権利を主張。ホームランボールを巡って、野球のフィールドからコート(法廷)に舞台を移し、新たな戦いが始まった。
この事件は、記憶に残っている人も多いだろうし、結果を知っている人もいるだろう。それでも、寡黙なハヤシ氏と、饒舌なポポフ氏の対決は、ストーリーが進むにつれて、どちらが正しいのか、陪審員になったような気持で見ることができる。映像のテンポのよさもよく、時折ニュース映像が混じるので、ESPNスポーツセンターでも見ているような感覚で楽しむことができる。ただし、この映画の成功は、裁判のプロセスを追っただけでなく、その後の2人の人生までしっかりと追いかけている。野球、訴訟という、2大アメリカ文化をコミカルに描きつつ、最後には人生訓のようなオチもついている。
『100万ドルのホームランボール 捕った!盗られた!訴えた!』
6月30日、ライズX、新宿ガーデンシネマ2 他にてロードショー
オフィシャルHP: http://www.homerunball.jp/
配給:ファントム・フィルム
