ebenkyo

メインメニュー

eBenkyoの記事を検索

キーワード:
R・バイサウスのCareerUp講座

Vol.3「天職の見つけ方 辞めるべきか、残るべきか?」

Vol.3「天職の見つけ方 辞めるべきか、残るべきか?」
リチャード・バイサウス
いくら情熱を持って就職しても、仕事に就いて年月が経つとともにやる気が失せてくる経験は、誰もが持っているでしょう。以前はあなたをワクワクさせてくれた業務が色あせて見えた時、もしくは行き詰まりを感じた時、ネットでたまたま目にした求人に心が奪われ、実際に履歴書を送ってしまったという経験も、一度くらいはあるかもしれません。転職して新天地でがんばるか、もう少し現職でがんばるか、その見極めは難しいものです。


そんな時、自分はどうしてその求人に心が惹かれているのか、理由をいくつかあげてみてください。そして、自分に問いかけて下さい。本当にその仕事が欲しいですか?その仕事にあなたは情熱を感じられると思いますか?その仕事はあなたをやる気にさせてくれるでしょうか?理由は「給料がよいから」でも構いませんが、もしお金が欲しいのなら、いくら欲しいですか?いくらあれば、あなたは満足できますか?その額は、転職しなければ稼げないでしょうか?


あなたが新しい職場で働いている場面を、できるだけ具体的にイメージしてみてください。その職場なら、本当にやりたいことができるでしょうか?ただ、今置かれている状況や苦しい立場から逃げたしたくて、ただ夢を見ているだけではありませんか?


私はリクルーターとして多くの履歴書を見てきましたが、よくあるパターンは5年なり10年なり一つの会社に勤めてきた人が、一度転職したのをきっかけに、その後は2、3年の短いスパンで次々に職を変えるというものです。日本で特にその傾向が顕著なのが40才から50才の男性と30代の女性という2グループで、その多くが「次には素晴らしい未来がある」という「青い鳥シンドローム」にかかっているのです。前回も書いたように、Job Hopperは「ウチの会社もどうせすぐ辞めるだろう」と敬遠される傾向があり、将来のキャリア形成のためにはマイナスになります。

Vol.3「天職の見つけ方 辞めるべきか、残るべきか?」


もちろん、「今の状況から逃げたい」というのも転職の立派な理由です。ただ、その場合はそれなりの覚悟が必要です。いままで自分が培ってきた経験やスキル、価値観は新しい会社では使い物にならないかもしれないし、外からみれば素晴らしいその会社も中に入ってみれば以前の職場より劣ることもあるのです。私が目安として挙げるのは、10年に2回転職のチャンスが用意されているという仮定です。今の問題はそのうちの一つを使うべきものでしょうか?それともただ一時的なものでしょうか?状況は転職すれば改善されますか?それともあなたの性格に起因するものではありませんか?「嫌な上司がいる」というのはもちろん重大な問題ですが、どんな会社でも嫌な上司というのは一人や二人はいるものです。次の会社ではもっと嫌な人に当たるかもしれないし、反対に今の上司はあと少しで転勤になる可能性だってあるのです。


その人があなたの上司になったということは、その人はその人なりの方法で会社に認められたということです。嫌な奴でも会社にとっては有益な人かもしれません。「私はあんな汚いやり方で出世したくない」というのならそれはそれで結構です。ただ、その人から学ぶところは全くないと言い切れますか?また、その上司がどれぐらいあなたの将来に影響を及ぼすかも考えてみてください。


仕事が繰り返しでつまらないというのも理由の一つかもしれませんが、仕事というのはある意味では繰り返すことでパーフェクションを極めていくものなのです。これ以上この職場では成長できないのか、それともまだ学ぶ余地はあるのか、またその理由を分析してみましょう。

AOL Careerにて連載

バックナンバー

投稿

この記事に対するコメントはまだ投稿されていません。あなたの見解やアイディア、みんなの役に立つ情報を入力し、他のユーザーと積極的に意見交換しましょう。

投稿する