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R・バイサウスのCareerUp講座

Vol.4「天職の見つけ方 面接を楽しむ方法 パート1」



Vol.4「天職の見つけ方 面接を楽しむ方法 パート1」

面接はお見合いのようなものだ、と私は思います。職務経歴や知識、資格といった具体的なスキルに欠ける候補者は書類選考の時点で振り落とされますから、面接に残った時点で技術的な部分はある程度クリアしているわけです。面接で企業は、その候補者が組織にどんな価値をもたらしてくれるのかを見ています。が、反対に候補者にとっても、面接はその企業が自分に何を与えてくれるのかを見極めるよい機会なのです。あちらがこちらの品定めをしているのであれば、こちらも積極的に向こう側の品定めをする、という対等な気持ちでいればよいのです。あとは、ワクワクした気持ちで臨み、その瞬間瞬間を楽しめばよいのです。


当然のことながら、面接に行く以上社会人として恥ずかしくないマナーや緊張感は必要です。ただ、外資系企業の面接に限っていえば、日本人の候補者は「面接していただく」というへりくだった気持ちが強すぎて、自信に欠けた態度が裏目に出てしまう場合が多いように思います。 たとえば、リクルーター時代に私が受け持ったある候補者は、英語がとてもうまく経歴も遜色がないにも関わらず、何度も面接で失敗を繰り返しました。試しに模擬面接をやってみると、「あなたの得意なことは何ですか?」という問いに、「Nothing really」(特に何もないんです)と答え、「こういう仕事はできると思いますか?」と聞けば、「I'm not sure」(よくわかりません)と答える。彼女は英語がうまいだけに、返って面接官に「日本的な発想で謙遜しているんだ」ということが伝わりにくかったのかもしれませんが、これでは面接に落ちてしまうのも当然というものです。


「できないことまで、できると言え」という意味ではありませんが、外資系の企業は即戦力を重視しますから、「できないかもしれない」と言う人よりは、「できるようにがんばります」と言う人を採用するし、本当にできないのであれば「どうしたらできるようになるでしょう?」と積極的に質問してくる人の方がよいに決まっています。


もし、あなたがこういう回答に抵抗があるのであれば、あなたは外資系向きではないのかもしれませんね。それはそれで一つの選択です。前にも書いた通り、自分の生き方を偽ってまで面接に受かる必要はありませんし、受かったとしても不幸になる可能性が高いわけですから、面接に行く前に正直に自分と向き合いましょう。


今、日本の労働市場は労働者が不足している「売り手市場」といわれていますが、 だからと言って、簡単に仕事を変えたり必要以上のリスクを取ることはお勧めできません。こうした状況下では、企業側もその仕事に必ずしも適任とはいえない人を雇ってしまうことが多いため、転職者から見てもハッピーエンドとは言えない状況に陥る危険性も高いのです。ただ売り手市場の利点として転職者にとってはチョイスの幅が広くなっていますから、最高の職を得られるよう十分に準備を重ねる努力をしてください。


AOL Careerにて連載

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