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R・バイサウスのCareerUp講座

Vol.5「天職の見つけ方 面接を楽しむ方法 パート2」



Vol.5「天職の見つけ方 面接を楽しむ方法 パート2」

面接の際、面接官が見ているのは、あなたは実際に何ができるか(abilities/skills)、そしてこれから何ができるか(potentialities)です。まず、前者の能力やスキルですが、大切なのはこれまでの職場でやってきたことが次の職場では役に立たないかもしれない、ということです。日本の企業出身の候補者によく見られるパターンは、ある会社のエクスパートであっても、特定の職種のエクスパートとは限らない、ということです。日本の会社では 、部署から部署への移動が多いため一つの分野での深い知識が身につきにくく、そのせいで身に付けた知識が別の会社で役に立たないケースが多いのです。 A社では有効だった知識やネットワークも、B社では全く通用しないかもしれません。 こういった人が外資系に転職を希望する場合、会社のポジションとは別に自分のセールス ポイントが何であるか、しっかりと把握しておくことが大切です。 「xx会社のxx部長でした」というだけでは、売りにならないことをお忘れなく。


さて、後者の潜在能力についてですが、最近よくあるのが、「私はこの会社に入ってxxができるようになりたい」と自己実現の目標をつらつらと並べるケースです。モーチベーションが高いのは良いことですが、「あなたのやりたいこと」が必ずしも「会社の求めるもの」と同じではないことを、きちんと認識して面接に臨んでください。たとえば、営業の経験はあるが、英語力がいまひとつ欠けるという候補者が、「これからこの会社に入って英語を学びたい」と言うとします。企業としては、本当にこの人材が必要であれば、英語の家庭教師をつけてでも雇い入れるかもしれませんが、それは一つの賭けでもあります。その人が即戦力となるのは数ヶ月後だとすれば、トレーニングに必要な期間の収支はマイナスになってしまいますから、会社側にもそれだけの費用をあなたにかけるだけの明確な動機が必要です。候補者側もただ「英語を学びたい」ではなく、「今までこれだけの成績を残してきました。英語が話せれば、xxぐらいの売上を達成できると思います」という明確なターゲットを示せなければなりません。「xxがしたい」という希望だけでなく、その潜在能力を裏付ける具体的な数値や経歴が述べられるよう、十分に準備しておいてください。


それから、もう一つ:外資系の面接では、最後に必ず「質問はありますか?」と聞かれますが、この際に気の利いた質問がいくつかできるよう、準備しておいてください。西洋社会では人前で的を射た質問ができることが、知性の一部とみなされますから、質問をしないと、自分の考えがないものと思われてしまいがちです。この場合「有給は何日ですか?」という質問は数のうちに入りません。会社の戦略的なこと、仕事の詳細などについて知性が光る質問をした後なら、こういう質問でも構いませんが、いきなり給料や有給の質問をするのはNGということもお忘れなく。


AOL Careerにて連載

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