Vol.6 「天職の見つけ方 求人サイトの活用法」

「オンライン求人サイト」といっても、その実態は実に様々です。たとえばキャリアクロスは外資系に強いことで知られますが、中には英語力を問わないという求人もあり、外資系は無理と思っていた人も登録してみれば思わぬ発見があるかもしれません。数あるサイトの中からどれを利用するかは、転職の方向性に影響する大切な要素ともいえます。時間に余裕があるのであれば、複数のサイトに登録してみるというのもひとつの手かもしれません。
大まかに言えば、リクルーティング企業が行っているものと、サイト運営に特化してものがあります。前者の場合、母体となるリクルーティング企業が持っている案件を紹介してくれることもあります。リクルーティング企業をうまく利用するのもひとつの選択ですが、こうした場合、知らず知らずのうちにあなたの希望よりもリクルーティング企業の都合が優先されてしまう可能性もあることをお忘れなく。
オンラインによる就職活動では、応募する会社が多いほどチャンスが拡がるのは確かですが、簡単に応募できる気楽さからか、案外うっかりミスが多いものです。一番恐ろしいのは、同じカバーレターを何度も書き換えて使っているうちに、肝心な会社の名前やポジションの名前を間違ってしまう例です。そんなバカな、と思うかもしれませんが、実際私の会社にも総務部のポジションにITの候補者がメールを送ってくる、ライバル会社に宛てたカバーレターが届くという例がいくつもあります。たとえオンラインであっても、送られた先にいるのは生身の人間です。あなたが逆の立場だったら、こんな初歩的なミスをする人に大切な仕事が任せられますか?断言しますが、この候補者がその会社に就職することは絶対にありません。
スペルチェックをかけ、修正後送信ボタンを押す前に、もう一度チェックする。誤字脱字はもちろんのこと、文法のミスも避けなければなりません。厳しい言い方をすれば、それぐらいの注意ができないのなら、転職なんてしない方がいい。本当にその仕事が欲しければ、その程度の努力は黙っていてもするでしょう。くだらないミスをするのは、単なる惰性で応募ボタンを押しているからではありませんか?その仕事にその程度の価値しか感じていないからではありませんか?オンラインで募集を行っている企業のもとには、実に多くの人が応募メールを送っています。担当者はあなたの気まぐれに付き合っているほど暇ではありませんし、これではあなたにとっても時間と労力の無駄になってしまいます。「忙しくてそんな細かいことまでチェックしていられない」と言う人は、もう一度「Vol.3 天職の見つけ方 辞めるべきか、残るべきか?」のワークシートをやり直してみましょう。案外、まだ転職の時が来ていないのかもしれませんよ。
AOL Careerにて連載


