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放送禁止用語を巡るおかしな戦い

執筆者: zai
掲載日: 2007-11-09

表現の自由か、それとも……。 FOUR LETTER WORDを巡るおかしな戦い


放送禁止用語「FUCK」を巡るおかしな戦い
世界中、どこの国でも放送禁止用語というものが存在する。アメリカで最も有名な言葉といえば、そう“F-U-C-K”だ。テレビでも映画でも、暴力やセックスシーンが溢れているというのに、どういうわけか、その言葉を発するどころか、中指を突き刺すポーズまでモザイクがかけられる始末。

では、なぜ、その言葉が放送禁止になったのか? 表現の自由の名において、徹底的に追求したドキュメンタリー映画が、この「FUCK」だ。

放送禁止用語「FUCK」を巡るおかしな戦い
言葉の起源にはじまり、「ライ麦畑でつかまえて」や「サウスパーク」、レイニーブルースなど、文学、映画、舞台、音楽、テレビの「FxxK」が使われた場面を引用しながら、その歴史を紐解いていく。加えて、保守派の議員やミス・マナー、ラッパー、ポルノ男優など、様々な人物の証言を交え、「FxxK」を巡る朝まで生討論といった作りになっている。賛成派のラッパー、アイスTと、保守派の敬虔なクリスチャン、パット・ブーンとのかみ合わないやりとりをはじめ、全編クスッと笑えるシーンの連続だ。さらに、「FxxK」ほど便利な言葉もないと言う。名詞、動詞のみならず、形容詞、感嘆詞と、あらゆる感情表現を兼ね備えた素晴らしい言葉だと(笑)。

とはいえ、この映画はただ笑えるだけのドキュメンタリーではない。ブッシュ政権以降、ますます保守化するアメリカで、FCCなどの表現に対する規制がさらに強まっていることもしっかりと警告している。

11月10日(土)~  シアターN渋谷でロードショー。 
「FUCK」 http://f-movie.net/

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