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R・バイサウスのCareerUp講座

Vol.8 「転職イベントの活用法」



Vol.8 「転職イベントの活用法」

転職に関するフォーラムやフェアなどのイベントは、本来なら書類選考をクリアしなければ会えない採用担当者と直接話ができる絶好のチャンスです。運がよければ当日そのまま人事部と面接、ということもあります。先日シー・シー・コンサルティングが行ったフォーラムでも、ブースを訪れた候補者が素晴らしいということで、早速本社の人事部に連絡を取り、その日のうちに本社に場所を変えて正式に面接を行ったという企業がありました。また、別のリクルーターは、ブースに現れた優秀な候補者と、すぐに正式な面接のアポイントを取ったと言います。後で調べてみると、この候補者はオンラインでも同じ企業に応募していたのですが、どういうわけかその時は目に留まらなかったということです。わざわざ会場に出向かなかったら、チャンスは訪れなかったでしょう。このように、実際に担当者に会うことで、オンラインの書類で足りなかった部分をカバーできるケースもあるのです。


こうしたイベントのもう一つの魅力は、一度に複数の会社のブースが見られることです。英語には「人生は箱詰めのチョコレートのようだ」という表現がありますが、「一度にたくさんの種類を食べ比べられ、それが新しい発見につながる」という意味では、イベントの醍醐味も同様といえるでしょう。オンラインでは応募しようとも思わなかった中小企業のブースにたままた立ち寄ってみたら素晴らしい対応を受け、たいへん興味を持った、という話もよく聞きます。ブースでのスタッフの対応がよい企業は、素晴らしい人材を雇い入れることの大切さを知っており、実際にそのために努力をしています。こういう企業は、入社後も人を大事にしてくれる可能性が非常に高い。反対にネームバリューのある企業の中には、こうしたプロセスを軽視するところもあります。キャリアフォーラムに行ったら、まずは会場を見回してそれぞれのブースを観察してみてください。スタッフは笑顔で対応していますか?候補者の列ができていますか?ブースの雰囲気はどうですか?思わぬ発見があるかもしれませんよ。


ただし、逆を言えば、ブースを出している企業も、あなたを観察していることもお忘れなく。会場では常に「見られている」という意識を持って行動してください。正式な面接ではないとはいえ、ジーパンにサンダルという格好でブースに立ち寄るのは、一部の職種を除いてNGです。そのまま面接に突入という嬉しい場面も想定した服装で臨みましょう。


イベントへの事前登録、当日に必要なものなどは、主催者のウェブ等で確認して、事前に済ませておきましょう。事前予約が可能なイベントであっても、人気企業のブースはたいてい長蛇の列で、候補者一人に対して与えられる時間はせいぜい5分がいいところです。勝負はその中でいかに自分をアピールできるかにかかっています。一般に、こうしたイベントで聞かれる質問は一般の面接の内容とほぼ同じですが、回答は簡潔、かつスピーディーでなければなりません。


最後にひとつ。何千人規模のイベントでは会場も広く、人だかりのパワーも相当なものです。その中で複数の企業のブースを回り、ひとつひとつにきちんと対応するのは、体力的にも容易いことではありません。前日にはしっかり食事と睡眠を取り、途中でパワー切れのないように心がけてください。

AOL Careerにて連載

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