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第40回 : Japan trade surplus

執筆者: 正木寿根
掲載日: 2009-02-03

今回のキー表現 plummet


Japan trade surplus tumbles

Japan’s trade surplus with the rest of the world posted its biggest decline on record in 2008, plummeting 80 percent from 2007 to 2.158 trillion yen (about $24.25 billion), the lowest level in 26 years, according to preliminary figures released by the Finance Ministry.

(Journal of Commerce     Jan.23, 2009)


*引用文は原文と一部異なることもあります
  • trade surplus  貿易黒字
  • tumble  急落する、暴落する
  • post  (利益、損失などを)計上する
  • plummet  急落する
  • preliminary figures  速報値

和訳

財務省が発表した速報値によると、日本の2008年の貿易黒字は前年比80%減の2兆1580億円(約242億5000万ドル)だった。貿易黒字の減少率は過去最大で、黒字額は26年ぶりの低水準。

解説

第40回 : Japan trade surplus
財務省がこのほど発表した2008年の貿易統計(速報)によると、日本の貿易黒字は、前年比80.0%減と統計が比較可能な1980年以降で過去最大の減少率を記録し、黒字額は2兆1575億円と第2次石油危機後の1982年以来、26年ぶりの低い水準にまで落ち込んだ。米国発の金融危機の影響で世界経済が急減速し、輸出額が7年ぶりに減少に転じた。輸出品目別では、とくに半導体などの電子部品や自動車の減少が大きく響いた。地域別では、米国向け輸出は2年連続で減少し、減少率は過去最大の15.8%。欧州連合(EU)向けは6年ぶりの減少、中国を含むアジア向けも7年ぶりの減少となった。一方、輸入額は原油、液化天然ガス(LNG),石炭など資源価格の高騰などにより6年連続で増加、過去最高を更新した。一方、2008年12月は3207億円の貿易赤字を計上した。10月から3か月連続の赤字。輸出額は前年同月比で過去最大の35.0%の減少率を記録した。輸出頼みの成長を続けていた日本経済だが、輸出の急激な腰折れで、企業の生産・雇用削減が加速、個人消費が冷え込むという悪循環に陥ってしまっている。日銀は1月22日、昨年10月に公表した「経済・物価情勢の展望(展望リポート)」を下方修正し、2009年度の実質経済成長率を戦後最悪のマイナス2%と予測するなど、日本の経済状況は日を追うごとに厳しさを増している。

英文記事でも、とくに経済の記事では、数字が「上がる、増える」、「下がる、減る」を意味する表現が何度も出てくる。「上がる、増える」、「下がる、減る」も、その程度が「急激」である場合もあれば、「若干」である場合もある。「急激」であれば、sharplyなどの副詞を、「若干」であれば、slightlyなどの副詞を付ければよいが、plummet ; tumble ; plunge ; nosedive ; collapseなどのようにone wordで「急激に下がる[減る]」を意味する表現もある。日本語の記事の場合はともかく、英文記事の場合は、文章が単調で退屈なものとなってしまわないように、同じ表現を繰り返すことはなるべく避けるのが“読ませる”文章を書くコツだ。

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