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きょうこ先生

第7回: 王道!?・TOEIC攻略法

前回、邪道でTOEICの点数を上げてみようという話しをしましたが、その筋から当たらずとも遠からずという内容のちょっとした本に出会ったので、今回はその本について話してみたいと思います。

その本とは、「TOEICテスト900点TOEFLテスト250点への王道」(杉村太郎・著)です。「邪道」があまり好きでない私としては、とりあえずタイトル的にはOKとしましょう。これは去年私の授業を取っていた生徒が「この本を読むと本当にTOEICで900点取れそうな気がする」と言っていた本です。そんなに効き目のある本ってどんなものなのかしら、この本のような授業をすれば私の生徒もみんな900点取れるようになるのかしら、なんて思って読んでみました。

さてその本には一体何が書いてあったのでしょう?「攻めの気分で勉強せよ」「1日1時間の勉強はあたりまえ」「高めの目標を設定せよ」などといった精神面を鍛える内容から、「すべて覚えられなくても文法のパターンは感覚的に覚えられる」「過去問テープばかり聞いていては遠回り」「いちいち日本語に訳さない」といった勉強方法を伝授する内容まで、作者が自分の経験でハイスコアを手にしたノリを読者に伝えようというものでした。

英語の勉強というテーマはとりあえず忘れて「読み物」としてこの本を読み進めていくと、スパルタ体育会系の口調でシゴキ勉強法を語っているかと思うと、時々「キミならできる」「すぐに楽しくなる」などといったさりげない言葉で励ましながら読者の気分を高めたりしています。これは英語の勉強の本というよりは、マインドコントロールしてその気にさせるための本といった方がいいでしょう。正直なところ、中学の時から果てしなく時間をかけてコツコツ英語力を積み上げてきた私のスタイルとは全く違うので、私には特に心に響くような内容ではありませんでした。(もちろん、「その通りだ」と思うこともたくさん書いてありましたが。)

でも、もしかするとこれもひとつの手かもしれません。勉強はまず自分でやる気を起こすところが肝心だということを考えると、私のかわいい生徒にやる気を起こさせてくれたこの本はかなりのスグレモノ。以前にも書いたように、本当はこんな本を読んでるヒマがあったら問題集で1問でも多く問題解いてみたらどうよ?って言いたくなるのですが、その1問を解く気にならなければはじまりませんからね。

というわけで、前回にひき続ききょうこ先生的にはあまりオススメってわけではないのですが、もしかしてこのコラムを読んでいるみなさんの中には、問題集の最初の1問を解く気になれなくて困っている人もいるかもしれないということで紹介してみました。でも、その本を読んで勉強をする気になったはずの彼は、まだTOEICの点数が思うように伸びていないことも付け加えておきましょう(笑)。

きょうこ先生へのおたよりはkyoko@careercross.comまで

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